茶ちりは、襖紙を貼る時に、芯と襖紙の間に貼る和紙です。
芯のシミを襖紙ににじみ出てしまうのを防いだり、襖紙と芯の間に適度な空間を作り、湿度調整のために下貼りが必要です。
通常、仕上げには隠れてしまうので、あまりコストの掛かる和紙を使いません。そのために茶ちりが使用されています。
昔のわら半紙の様な質感で、表面はザラッとしていて、厚みは薄く、晒していないために茶色です。そしてあまり強い和紙ではありません。
がしかし、下貼りに必要な強度はあるので、一閑張りの下貼りにも使えます。
あくまで下貼り専用の和紙なので、他の用途にはあまりおすすめしません。